試験科目

第一次試験は共通科目と専門科目が行なわれます。
技術士第一次試験の制約は全くありませんが、レベル的には理科系大学卒業程度だと思います。

共通科目

理工系学部の教養課程程度です。理科系大学の卒業生ならば免除されます。
午前10時〜12時までの2時間で、数学、物理学、化学、生物学、地学のうち2科目を解答します。出題形式は5択です。

専門科目

対応する部門の大学卒業程度です。
19部門のうち出願の際選択した部門を解答します。解答時間は、午後13時〜16時までの3時間です。出題形式は5択が10問と、10問ないし11問の内から3問選んでそれぞれ800字で論述します。

日程

詳細については日本技術士会にお問い合わせください。大体の日程は以下のようになります。
ここでは簡単にポイントだけ書いておきます。

4月上旬 受験申込書配布
5月上旬〜中旬 受験申し込み受け付け
10月第2日曜日 試験
12月下旬 合格発表

受験申し込み

日本技術士会 試験センター及び各支部で「技術士第一次試験受験申込書」を配布しています。受験申込書は無料ですが、受験の手引きは購入(500円くらいだったかな)しなくてはいけません(義務ではありませんが)。試験センターや各支部で直接もらうか、郵送を申し込みます。

受験申し込み記入

受験の手引きを見ながら漏れのないように気をつけてください。特に共通問題免除を申請する人は提出書類をよく確認してください。受験する部門もよく考えて申請しましょう。書類が整ったら、受験料10500円を郵便局又は銀行で振り込み、書類と一緒に提出します。

受験部門について

技術士補登録の際は同じ部門の技術士に指導をお願いする必要があります。異なる部門では登録できません。また、4年後に技術士第二次試験を受験する際は、第一次試験と異なる部門で受験しても構いません。
受験できそうな部門が複数ある場合、どの部門なら合格しやすいか、また職場から登録の許可が出やすいかを考えて選ぶのも1つの手です。
技術士の業務の補助を自分がどのようにしていきたいかで選ぶのもよいと思います。一般に企業内技術士よりも、独立技術士に指導していただく方が、業務内容は濃くなるようです。独立技術士に指導をお願いしたいのなら、独立技術士の多い部門を選ぶのもよいと思います。職場・学校に技術士がいらっしゃるなら、同じ部門で受験し日頃の業務を勉強とするのが最も効率的です。

試験

通常、札幌市、仙台市、東京都、新潟市、名古屋市、大阪市、広島市、福岡市、那覇市の9都市で行なわれます。試験会場を詳しく確認した方がいいでしょう。
私は広島の広島市立大学で受験しました。受験案内には駅から徒歩20分と書いてありましたが、日が燦燦と照る中とんでもない坂を登らされ、実際には40分くらい歩いた気分でした。暑いし、横腹は痛くなるし、もう駄目かと思いながら坂を登りました。行ってみて分かったのですが、日曜はバスは運休でした。くれぐれも試験前にバテてしまわないように。

合格発表

クリスマスの頃、葉書で届きました。文部科学省日本技術士会のサイトでも発表されます。
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